Wildflower 北海道 ブログ

北海道東部の野花や高山植物、山菜、キノコなどを紹介するブログです。

貯食

冬の森を歩くと良く見掛けるのが、雪面にある小さな穴です。これはネズミの出入り口かなと思っていましたが、写真のように松の実の殻が落ちています。秋にはたくさんの松の実が落ちるので、それを貯食したものだと考えられます。

これを食べたのはネズミではなく、エゾリスなのかもしれません。エゾリスも多くの貯食をするので、それを掘り起こしたものなのかもしれないと思いました。どうなのでしょう?

去年の年末にエゾフクロウがいた洞です。その後立ち寄っていますが、エゾフクロウの姿を見れていません。残念ですけれど、山菜の時期まではここを訪れるので、見ていきたいと思います。

3月になって春はもうすぐです。ふきのとうも、もうじき出てきます。楽しみです。

シラネアオイ (白根葵)

シラネアオイは、山裾から低山帯で見かける大きな花です。紫色でとても大きな花のように見えるシラネアオイですが、紫色の部分は実は萼片で、花は中心部の小さな部分です。

分類

キンポウゲ目 / キンポウゲ科 / シラネアオイ

学名

Glaucidium palmatum Siebold et Zucc.

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クルマユリ(車百合)

クルマユリは、北海道では平地でも咲きます。7月になると、森の中は鬱蒼として暑いことも多いですが、クルマユリが咲いていることで、心がずいぶんと救われます。

分類

ユリ目 / ユリ科 / ユリ属

学名

Lilium medeoloides A. Gray

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エゾカンゾウ (ゼンテイカ)

エゾカンゾウは、海岸線から高山帯に至るまで広範囲に咲く、ユリの仲間の野花です。本州ではニッコウキスゲの名前が一般的で、呼び方が地方によって異なるようです。共通の名前としては「ゼンテイカ」が良いようです。

分類

キジカクシ目 / ススキノキ科 / ワスレグサ属

学名

Hemerocallis dumortieri var. esculenta など

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キバナシオガマ (黄花塩竈)

キバナシオガマは、花の色が黄色で特徴のある、日本では大雪山にしかない固有種です。風衝地に咲くため背丈は短く、遠くから見ると他の花と勘違いすることが多いです。

シオガマの仲間は多いですが、赤紫や白色が多い中、黄色なのが異例の存在です。

分類

シソ目 / ハマウツボ科 / シオガマギク

学名

Pedicularis oederi var. heteroglossa

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