Wildflower 北海道 ブログ

北海道東部の野花や高山植物、山菜、キノコなどを紹介するブログです。

ハナイグチ (ラクヨウキノコ)

ハナイグチは、カラマツの林に生える、北海道では1番ポピュラーと言える食用キノコです。カラマツは北海道には自生していなかった木ですが、本州から移植されてすっかり根付いています。それと同時に、ハナイグチもたくさん採れるようになりました。

分類

イグチ目 / ヌメリイグチ科 / ヌメリイグチ属

学名

Suillus grevillei

十勝平野

10月5日

9月28日

9月24日

特徴

が茶色でぬめりがあり、ヒダが黄色のスポンジ状です。またツバがあり、は黄色です。

このように特徴的なキノコなので、見分けやすく、キノコ採りの人気が高いです。またイグチ科のキノコなので、間違って毒キノコを採ってしまう危険性が少ないとも言えます(イグチ科にも毒きのこはあるので、油断しないように)。

周りにカラマツの木があることも確認しましょう。キノコ採りは念には念を入れて採りましょう。初めて採るという人は、必ず経験者と一緒に採りに行ってください。

食べ方

味噌汁の具にすると、味が良く出ておいしいです。キノコの身自体も食感が良く、人気なのが分かります。

北海道では、ラーメンの具として提供されることもあります。そのほか、うどんやそばの具としても良いでしょう。ダイコンのすりおろしと合わせた和え物なんかもおいしいと思います。

感想

私が最初に採り始めたキノコが、ハナイグチです。それは、やはり見分けやすいからです。姿だけでなく、カラマツ林に生えることで、判断しやすいです。

地元にカラマツ林はたくさんありますが、笹で覆われている場所が多いです。そのような場所はハナイグチは少なく、また見つけにくいです。笹が少ないお気に入りの場所を見つければ、毎年安定して採れるようになるでしょう。

ハナイグチは傷みやすいキノコなので、雨の後に急いで採りに行きましょう。ベストなのは、ツバがカサから剥がれた直後くらいが良いです。8月下旬にも出てくる時がありますが、すぐ痛むので、気温が10度前半になるようになってからが採取のシーズンでしょう。