ウドは、春の代表的な山菜の一つです。ギョウジャニンニクが終わり、タラの芽も終わる頃から採れ始めます。とても多く採れる山菜ですが、出始めで茎が太いという条件のものは意外と採れないです。自分のお気に入りの場所を見つけましょう。
分類
学名
Aralia cordata
十勝平野
採り方
森に入ってウドを探す時ですが、去年の枯れたウドを見つけるのが一番です。ウドの大木と言われるくらい、ウドの背丈は高いので、枯れたウドが遠くからでも確認できます。その根本を探せば、ウドが採れるわけです。
枯れたウドの外見を良く覚えてください。最初はイタドリの茎と間違うかもしれませんが、ウドの細かい毛や節ごとの曲がり具合などで区別ができます。
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見つけたウドは、ナイフで根本を切ります。間違っても引き抜いてはいけません。山菜業者は引き抜いて持っていくので、ほんと質が悪いです。また、出てきたウドの全部を採らないで、間引きしましょう。
ウドは、上の写真よりも成長してしまうと、硬くておいしくありません。2枚目の写真くらいに成長したものが一番でしょう。頭が少ししか見えていなくても、掘ると長い場合があります。土から下は白くて、おいしいです。
食べ方
ウドの一番おいしい食べ方は、酢味噌和えでしょう。ウドを茹でた後、皮を剥いて一晩ほど水にさらしておきます。ウドはアクが強いので、すぐに食べない方がいいと思います。そして、ウドを斜め切りにして酢味噌和えにします。
また、剥いた皮はキンピラにして食べるとおいしいです。さらに葉は天ぷらにするとおいしく、個人的にはタラの芽よりも好きです。
このように、ウドは棄てる部分がありません。ありがたくいただきましょう。