エゾエンゴサクは、福寿草が咲き始めた後に続く、早春に咲く野花です。土壌により、花の色が青から紫へ微妙に変わります。そして少ないですが、白花もあります。
また、花の香りも良いです。
分類
キンポウゲ目 / ケシ科 / キケマン属
学名
Corydalis fumariifolia subsp. azurea
十勝平野
石狩平野
感想
エゾエンゴサクを見ると、白花を探してしまいます。不思議なことに、見渡す限りの大群落で全然見つからないこともあれば、ちょっとした群落で見つかる時もあります。そして、白花が見つかった場所で、次の年も見つかることが多い気がします。
私が最初に白花を見たのは、野幌森林公園のある場所です。広大な野幌森林公園の全域にエゾエンゴサクは咲きますが、白花の咲く場所は限られていました。その後、地元の森でも見つけることができて、それほど珍しいわけでもないことが分かりました。
昔はエゾエンゴサクの花を摘んで、天ぷらにして食べました。今は観賞するだけです。でも、辺り一面にあるのなら、ちょっと食べてみても良いと思います。ただし、ケシの花の仲間は毒のあるものが多いので、エゾエンゴサクに間違いがないことを十分に確認してください。