Wildflower 北海道 ブログ

北海道東部の野花や高山植物、山菜、キノコなどを紹介するブログです。

ワラビ (蕨)

ワラビはシダ植物の仲間で、葉が広がるまでは、ひょろっと伸びて先端が丸まっています。その先端が広がる前に、食用として採取します。葉がある程度開いてしまってから採ると、硬くておいしくありません。

分類

シダ目 / コバノイシカグマ科 / ワラビ属

学名

Pteridium aquilinum

十勝平野

6月5日

石狩平野

5月25日

採り方

6月11日

ワラビ指で採ります。茎を指で折ると、きれいに折れて採れます。ただし、根本に近い硬い部分は折っても切れないので、折れて切れる場所の適当な位置で折ります。その折るポイントは、経験で決めています。5月中旬頃であれば、折れるぎりぎりの下の部分で折っていいですが、6月も中旬を過ぎれば全体が固くなるので、上の方の柔らかい部分で折るようにしています。

また、葉が開いてしまったものは硬くておいしくありません。まだ丸まって伸びている途中のものが、柔らかくておいしいです。

調理法

ワラビはアクがとても強いため、アク抜き作業が欠かせません。そのアク抜き方法はいろいろありますが、沸騰させたお湯に重曹(1Lに小さじ一杯)を入れて、冷ました後でワラビを入れた器にそそぎます。そして一晩置けばアク抜きが完了です。

食べ方ですが、私は「おひたし」が一番好きです。その他にも料理法がいろいろあるので、利用価値が高い山菜です。

感想

ワラビは5月中旬頃から採れる山菜ですが、一度出た後も再び同じ場所から出てくることがあり、6月下旬頃まで採ることができます。特に6月に入ると山菜として採れるものが少なくなるので、ワラビは重宝します。

また、ワラビは平地でも採れますが、高原でも採れます。私のお気に入りの場所は、標高600mの野山で、採り切れないほど多くのワラビが生えます。ワラビは塩蔵できるので、多く採れても困りません。でも、採りすぎには注意しましょう。資源を枯渇しないようにセーブすることが大事です。