ヤマブドウは、日本固有種のブドウで、9月下旬から10月上旬にかけて実がなります。
ヤマブドウは、つる性の植物なので、高い木に巻き付いて伸びていきます。そのため、手が届く範囲ではあまり採れないです。
実はとてもすっぱく、生食には向きません。そのため、果実ジュースや果実酒にします。
また、年によって生る量が大きく違っていて、不作と豊作が極端なことが多いです。採れる量が少ない時は高い場所に生っているものを採る必要があって、とても苦労します。
分類
ブドウ目 / ブドウ科 / ブドウ属
学名
Vitis coignetiae
十勝平野
果実酒にするには?
ヤマブドウは、果実酒にするとおいしいです。しかしお酒と言っても、発酵させて作るのは法律違反です。あくまでも、果実酒用リカーに漬けて、成分が溶け込んだものを楽しみます。
果実酒用リカーとヤマブドウを果実酒用の瓶に適量入れます。そして氷砂糖を適量入れて保管します。数か月後には、ワイン色の果実酒ができます。
感想
ヤマブドウは秋の実の代表格ですが、なかなか安定して採れません。たくさん生った木が次の年になるとまったく採れないということが良くあります。とくに最近は異常気象のせいか、不作の年が多いような気がします。(ただし、2020年は大豊作でした)
高い場所にあるヤマブドウは安定して実が生る傾向がありますが、無理やり引っ張って木にダメージを与えることはやめましょう。また、木登りをして落ちてしまっては本末転倒なので、無理して採らないようにしましょう。